2009年5月19日火曜日

元日本兵の証言

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『未来をひらく歴史』(日・中・韓=共同編集 第2版 高文研)より

  元日本兵の証言

2003年11月17日、東京高等裁判所の法廷に、近藤一(はじめ)さんという83歳になった元日本兵が立って、日中戦争の時に自分が日本軍の兵士として中国の民衆にくわえた残虐行為の事実を証言しました。その裁判は、日本軍が山西省(さんせいしょう)の北部の抗日根拠地に対して三光作戦を実施した時に日本軍のために性暴力の被害を受けた中国人女性たちが、日本政府が事実を認めて誠実に謝罪を行ない、必要な補償をすることを求めて起こしたものでした。次に紹介するのは、その時の近藤さんの証言の一部です。


 私たちは教育によって、中国人は人間以下の人種だと教え込まれ、中国人を殺そうが豚や鶏を殺すのと同じで別に罪にもならないし、殺すことは天皇のため、日本の国のためになると思っていました。1941年9月ごろ、山西省北部の抗日根拠地に掃討作戦に行きました。八路(はちろ)軍がいるという情報が入ると、その部落に進撃します。すると八路軍は逃げますから、逃げた後の部落に入って、金や物資、衣料などを略奪し、隠れている女性を探して、何人かの兵隊で輪かんしてしまうのです。強かんや輪かんのあとは殺すのが通例でした。
 1943年の春、山西省と河北省の間の山地に掃討作戦に行き、各部落の家を壊して農民が住めないようにして、広い区域を「無人区」にしました。壊した家のレンガをつかい、中国人の男子を使役(しえき)に使って、10数個のトーチカを建てましたが、工事が終わると中国人は必ず殺しました。
 私は、私を含めた日本軍兵士が中国で殺した罪の無いたくさんの人々のこと、強かんや輪かんをして殺したり、辱めたりした女性たちのことを思うと、夜も眠れない気持ちになります。私たちの犯した罪の重さや被害者の苦しみは消えることはありませんが、日本の国としての誠心誠意の償い(つぐない)があれば、少しは私たちの心の重みも楽になります。

 近藤さんは「命のかぎり戦争の事実を語っていきたい」と全国で証言活動をつづけています。



  近藤一さんの戦場体験

    516部隊

   731部隊

  
  731部隊は天皇の直接命令によってつくられた。


  化学兵器CAREみらい基金ブログ

  大久野島(毒ガス島)

  中国人戦争被害者の要求を支える会

  中帰連

  ハイナンネット
 
  南京への道:史実を守る会

  根津公子さんのページ
  
     「この事実を・・・・」

(「南京大虐殺」生存者証言集:侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館/編 加藤 実/訳)
1、日本軍の狂暴な集団的虐殺
 大方巷、鼓楼、虎踞関、陰陽営、古林寺、五台山、三牌楼などの地での集団虐殺

  徐恵如(女、65歳)の証言
 1937年の冬は、わが家は西街でした。日本人が入ってきた2日目の朝、私たち戸の隙間からのぞいていたのですが、日本人が中国人をたくさん縄で一緒に縛ったのが、次から次へとわが家の門を通り過ぎて行き、一時間ほどかかって、みんな行ってしまってから、機関銃の音が響くのが聞こえました。その後、私たちは寧海路の陰陽営で池の水がみんな紅くなっているのを見かけました。この中国人たちは日本人に陰陽営に追い立てられて集団虐殺されたのだ、と一般市民がみんな言っていました。
 西街に近い珍巷里で、私たちと一緒に住んでいた一般市民20人余りも、みんな避難したのですが、やはり日本人が入ってきた日の午後、日本人2人が来て、私たちを全部部屋から追い出し、割りに顔つきのいい婦人を1人残して、その婦女を輪かんしたのです。
 私の夫の王徳富は皮細工人でした。ある日、夫が毘○寺で、ある日本人に出会い、その日本人が鞄(かばん)を縫わせたので、縫い終わってお金をもらおうとしたところ、日本人は銃剣を抜いて殺そうとしました。夫は吃驚して皮加工師の天秤すら放り出し、いち早く逃げ出しました。
 日本人が銃剣を投げつけて来ましたが、幸いに走る方が早くて刺されなかったのです。
 (景宝龍と高洪等が記録)  ○・・・日本語に無い漢字。

     「Imagine9」【合同出版】より



ひとりひとりの安全を


大事にする世界



これまで多くの人々は、平和とは「国を守ること」と考え、国を守るためという目的で大きな軍隊がつくられ、国の中での争いが放置されてきました。しかし近年では、「国家の安全」だけではなく「人間の安全」という考え方を大切にしようという事が、世界的に言われ始めました。
 緒方貞子・元国連難民高等弁務官などが中心となった国際専門家委員会が、2003年に「今こそ"人間の安全保障”を」という報告書を発表し、国連に提出しました。そこには、「国どうしが国境を越えて相互依存を深めていく中、国家ではなく人々を中心とした安全保障の考え方が今こそ必要である」という事が述べられています。
 武力紛争下の人々、国境を越えて移動する移住労働者たち、国内外に逃れる難民たち、極度の貧困、HIV(エイズ)などの感染症との戦い、女性の性と生殖に関する健康といった問題は、「国家の安全」だけを考えていたら見落とされてしまいがちな、しかも深刻な「人間の安全」に関わる問題です。

 2005年の国連世界サミットでは、「人間の安全保障」という言葉が初めて最終文書に盛り込まれました。じつは、これを推進したのは日本政府でした。「人間の安全保障」という考え方は、「武力によらずに平和をつくる」という憲法9条の考え方と通じ合うものがあります。私たちは、こうした考え方をもっと世界の中で広めていく必要があるでしょう。


第九条【戦争放棄、軍備及び交戦権の否認】

1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


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